ニムト:牛を取らない駆け引きに燃える人多数!カード並べのロングヒットゲーム

ゲームレビュー

こんにちは、おぐしです。

さて今回は、30年以上前に発売されたにもかかわらず、人気衰え知らずのニムトについて紹介しましょう。

カードを数字順に並べる遊び方なので、よく七並べに似ていると言われています。

ルールは、ニムトの方が少しだけ複雑で、よりゲーム性が高い印象ですね。

複雑とは言っても、ボードゲームの中ではシンプルな方で、あなたがみんなとすぐ遊べるゲームを探しているならもってこいです!

それでは、どんなゲームなのか見ていきましょう。

ボードゲームの概要

データベース

タイトルニムト
発売年1994年
対象年齢6才~
プレイ人数2~10人
プレイ時間30分
ゲームの種類バースト
箱のサイズ‎12.4 x 10.4 x 2.2cm
受賞歴ドイツゲーム賞1994 1位
アラカルト・カードゲーム賞1994

パッケージ・内容物

どんなボードゲーム?

冒頭で「七並べに似ている」と表現しましたが、カードを出す感覚はやはりそれに近いですね。

発売されてから、既に30年以上経っているにもかかわらず、今もなお販売され続けている超ロングヒット商品です。

カードを1枚全員一斉に出して、あとは小さい順に並べたとき、自分のカードが6枚目にならないようにします。

6枚目になってしまったプレイヤーはマイナス点を得ることになります。

プレイヤーが多いほど自分の狙ったとおりにはいかず、思わぬところでマイナス点を増やしてしまう、ハラハラ感がたまりません!

ところでニムトってどういう意味?

ニムトは、ドイツで生まれたゲームです。

ニムトはドイツ語で「取る」と言う意味。

またニムトの原題は「6 nimmt!」です。

ということは、つまりニムトは「6枚取れ!」からきているわけですね。

レビュー

おぐしの感想

2人と4人プレイとやったことがあるのですが、まずは2人でプレイした感想から。

基本ルールでも楽しくはあったのですが、追加ルールの適用がおススメ

ニムトには、通常ルールに加え、追加ルールがいくつか用意されています。

【戦略】ルールで遊んでみたところ、「あーだから、こーなるよな。だからこうなって・・・」みたいに、2人とも頭フル回転でした。

4人で遊んだときは、基本ルールでも十分に盛り上がりましたね!

特に、自分の狙ったとおりにカード運びが進んだら、なかなか爽快です。

じっくりニムトで遊ぶもよし、沢山ボードゲームを遊ぶ前に、ウォーミングアップに数ターンだけ遊ぶもよし。

更に、少人数でもOK、大人数でもOK!

万能パーティーゲームと言っていいんじゃないでしょうか。

みんなの感想

みんなが遊んでいる様子を、ちょっとだけXのポストからのぞいてみましょう!

おぐし
おぐし

いつか僕も10人で遊んでみたい!

ルール説明

ゲームの目的

10枚の手札から1枚を選んで全員一斉に出し、小さい順に並べ替えます。

6枚目にカードを置くことになった人は、マイナスポイントを受け取ってしまいます。

10枚あるので10回繰り返し、これで1ラウンド。

数ラウンド行い、最終的にマイナスポイントが一番少ない人の勝ちです。

ゲームの流れ

本番の流れ(基本ルール)

  • STEP1
    プレイヤーにカード10枚配り、場にカード4枚並べる

    カードをシャッフルし、プレイヤー全員にカードを裏向きにして10枚ずつ配ります

    さらに4枚のカードを山札から取り、表にして小さい順に縦に並べます。

    右側に6枚並べるので、テーブルの左側に寄せるといいでしょう。

    (次のSTEPへ)

    おぐし
    おぐし

    余ったカードは次のラウンドまで使用しません

  • STEP2
    手札から1枚カードを場に出して一斉にオープン

    プレイヤー全員、手札から1枚カードを選び、裏の状態で場に出します

    全員のカードが出そろったら、一斉にオープンします。

    さて、このときどんなカードを選べばいいのでしょうか?

    次のSTEPを理解すると、きっと何となく見えてくると思いますよ。

    (次のSTEPへ)

  • STEP3
    場に出したカードを処理

    全プレイヤーが出したカードを、小さい数字から順に処理します。

    出したカードより小さく、一番近い数字の後ろに並べていきます。

    並べる列の6枚目になった場合

    出した列の、左側5枚のカードを受け取ります。

    受け取ったカードの牛の数が失点になります。

    手元に、自分の失点と分かるよう置いておきましょう。

    出したカードより小さいカードが場にない場合

    好きな列を選び、列にあるカードを全部受け取ります。

    受け取ったカードの牛の数が失点になります。

    手元に、自分の失点と分かるよう置いておきましょう。

    おぐし
    おぐし

    失点が小さいうちにわざと取るのも戦略です!

    全員のカードを処理します。

    (次のSTEPへ)

  • STEP4
    判定
    手札が残っている場合

    次に出すカードを、全員手札から選びます。

    (STEP2へ)

    手札が0枚になった場合

    マイナスポイントの集計をします。

    牛のマークの分だけマイナスポイントで、前のラウンドでマイナスがあれば、それと合算します。

    合計66点に達した人がいる場合

    この時点でゲーム終了

    一番マイナスポイントの少ない人が勝利です!

    誰も66点に達していない場合

    全てのカードを再びシャッフルし、次のラウンドの準備をします。

    (STEP1へ戻る)

    STEP1からここまでが1ラウンドです。

    おぐし
    おぐし

    短く遊びたい時は、ラウンド数を決めて終了してもいいですね

ゾロ目やキリ番はマイナスが大きい

ゾロ目やキリ番のカードは、マイナスポイントが大きいです。

特に、ゾロ目とキリ番になる55は7点とデカいですね。

とはいえ、あまり戦略的な思考じゃない僕にとって、これを覚えて上手く活用できるスキルはありませんが。

ご参考までに。

追加ルールで遊び倒す

ここからは、ニムトの追加ルールをご紹介しましょう。

ゲーム性が更に向上するので、試す価値大です!

基本ルールから、変更されるSTEPのみ解説します。

【戦略】ルール

簡単に言うと、カードを少なめにしてプレイするルールです。

2人に遊ぶときに、僕がおススメする追加ルールですね。

おぐし
おぐし

説明書には「4人以下の時におススメ」と書かれていました

  • STEP1
    プレイヤーにカード10枚配り、場にカード4枚並べる

    使用するカード枚数を、1から小さい順に「プレイヤー人数×10 + 4」枚までを使います

    使用するカード
    • 2人プレイ:1~24のカード
    • 3人プレイ:1~34のカード
    • 4人プレイ:1~44のカード

    カードをシャッフルし、プレイヤー全員にカードを裏向きにして10枚ずつ配ります

    残り4枚のカードを表にして、小さい順に縦に並べます。

    (次のSTEPからは基本ルールと同じ)

【論理】ルール

【戦略】ルールと同じでカードの枚数を絞りますが、更に、そのカードを自分で選んでからプレイします。

  • STEP1
    プレイヤーにカード10枚配り、場にカード4枚並べる

    使用するカード枚数を、1から小さい順に「プレイヤー人数×10 + 4」枚までを使います

    使用するカード
    • 2人プレイ:1~24のカード
    • 3人プレイ:1~34のカード
    • 4人プレイ:1~44のカード

    すべてのカードを表にして、場に広げます。

    プレイヤーは、欲しいカードを1枚ずつ順番に取り、10枚を手札にします。

    残り4枚のカードを表にして、小さい順に縦に並べます。

    (次のSTEPからは基本ルールと同じ)

【プロフェッショナル】ルール

基本ルールは、手札のカードを大きい方(右側)に出しますが、プロフェッショナルでは小さい方(左)にも出します。

より複雑になり、頭を使うゲームに変わります。

  • STEP1
    プレイヤーにカード10枚配り、場にカード4枚並べる

    基本ルールと同じです。

    (次のSTEPへ)

  • STEP2
    手札から1枚カードを場に出して一斉にオープン

    基本ルールと同じです。

    (次のSTEPへ)

  • STEP3
    場に出したカードを処理

    全プレイヤーが出したカードを、小さい数字から順に処理します。

    場に出ている両端カードとの差が、一番小さい場所の隣に並べます。

    時々、差が小さい箇所が2カ所ある場合があります。

    例えば、1列目の右端が「5」、2列目の左端が「15」で、手札から「10」のカードを出した場合ですね。

    その場合は、好きな方に配置しましょう。

    並べた列の6番目になった場合

    出した列の、他の5枚のカードを受け取ります。

    受け取ったカードの牛の数が失点になります。

    手元に、自分の失点と分かるよう置いておきましょう。

    全員のカードを並べ終えたら、次の処理を行います。

    (次のSTEPからは基本ルールと同じ)

【オープン】ルール

場のカードをひとりずつオープンすることで、より戦略的に思考できるルールに変わります。

  • STEP1
    プレイヤーにカード10枚配り、場にカード4枚並べる

    まず、1番のカードのみ抜き取ります。

    1番は、スタートプレイヤーのマーカーとして利用します。

    最も年長者が、1ラウンド目スタートプレイヤーです。

    その他のカードをシャッフルし、プレイヤー全員にカードを裏向きにして10枚ずつ配ります

    さらに4枚のカードを山札から取り、表にして小さい順に縦に並べます。

    (次のSTEPへ)

  • STEP2
    スタートプレイヤーから順に手札から1枚カードを場に出してオープン

    スタートプレイヤーは、手札から1枚カードを選び、カードを表にして場に出します

    続いて、左隣のプレイヤーが1枚カードを選び、カードを表にして出します。

    同じように、全員がひとりずつ手札からカードを出していきます。

    おぐし
    おぐし

    実際は手に持っている手札からカードを出します

    (次のSTEPへ)

  • ラベル
    場に出したカードを処理

    基本ルールと同じです。

    カードを処理した後は、スタートマーカー(1番カード)を左隣のプレイヤーに渡しましょう。

    (次のSTEPからは基本ルールと同じ)

それでは、ハラハラなスリルで盛り上がるボドゲライフを!

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