こんにちは、おぐしです。
ボードゲーム界の定番と言っても過言じゃない「宝石の煌き(Splendor)」が、2024年に刷新され再登場しました。
さて今回は、宝石の煌きについて、ルール解説から新版の特徴、初心者向けの攻略法、実際に遊んだ感想をまとめました。
ボードゲーム好きなら高確率で知っているゲームであり、だからこそ、これから始めたい人にもおすすめの一作です。
ボードゲームの概要
データベース
タイトル | 宝石の煌き 2024年新版 |
発売年 | 2024年(初版は2014年) |
対象年齢 | 10才~ |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
ゲームの種類 | セットコレクション |
箱のサイズ | 27.4 x 21.4 x 6.4cm |
受賞歴 | ※初版での受賞歴です 2014年 日本ボードゲーム大賞 投票者選出作品 2014年 ゴールデンギークボードゲームオブザイヤー受賞 他多数! |
パッケージ・内容物





どんなボードゲーム?
プレイヤーは 工芸ギルドの長となり、宝石を集めて財を成すことが目的です。
宝石トークンを獲得しながら、それを利用して「発展カード」さらには「威信ポイント」を手に入れます。
最終的に 威信ポイント15点に到達したプレイヤーの勝者となります。
ルールはとてもシンプルで、「宝石を集める」、「カードを買う」、「カードを予約する」の3つのみ。
プレイ時間は、30分程度とコンパクトにもかかわらず、戦略性が求められる奥深さがありますね。
とは言え、あなたが初心者だとして、なんとなく宝石を集めて、どんどん増えていくだけでも十分楽しいでしょう。
次第にゲームに慣れていくと、どの宝石を集めるべきか、そして相手がどう動くのか、戦略を練る面白さにハマっていきます!
旧版と新版があるがルールに変更なし
「宝石の煌き」は、旧版(2014年版)、そして新版(2024年版)が発売されています。

新版が出たとはいえ、ボードゲームのルールに変更はありません。
そのため、既に旧版を所有しているのであれば、特別な理由がない限り改めて買いなおす必要はないでしょう。
変化点を表にまとめました。変わったのは、主にテーマやアートワークですね。
項目 | 旧版(2014年) | 新版(2024年) |
---|---|---|
テーマ | ルネサンス期の宝石商人 | シルクロードの交易ギルド |
アートワーク | 写実的で落ち着いたデザイン | 華やかで物語性のあるイラスト |
貴族タイル | ヨーロッパ貴族 | 東西交易の名士たち |
開始プレイヤーマーカー | なし | ダイヤ型マーカーが追加 |

発展カードの宝石の色が分かりやすいデザインになった♪
ちなみに、新版で変わった点で、内箱にも注目ですね。
発展カードのスペースは3つに仕切られており、レベル別に収納可能。まあ、この点は旧版も同じで仕切りがあります。
宝石トークンも、プレイヤーの人数分に合わせて取り出しやすいよう、区切られています。
開始プレイヤーマーカーの収納スペースも用意されていました。

これから購入を検討しているのであれば、迷わず2024年版を選びましょう!
宝石の煌きデュエルとの違い
宝石の煌きには、2人専用のバージョン「宝石の煌きデュエル」があります。

あくまで、ノーバル版と比較したらですが、デュエルは初心者にとって少しルールが複雑に感じるかも?
むしろだからこそ、デュエルには攻め方にバリエーションがあって、2人で繰り返し遊んでも変化が大きくて面白い!
より駆け引きを楽しみたい、もっと逆転要素がほしい(最後まで気が抜けない)のであれば、デュエルは良い選択肢ですね。

- 通常版 → 2〜4人で遊べる王道ルール。初心者におすすめ。
- デュエル → 2人専用で駆け引き要素が強化。やや複雑だが逆転要素が多く、経験者に人気。
ルール説明
ゲームの目的
このゲームでのあなたの目的は、威信ポイントを15点以上獲得することです。
ゲームの序盤では、宝石を集めていきますが、ある程度宝石が集まってきたら、威信ポイントの獲得を目指しましょう。
最終ラウンド終了時、最も威信ポイントの高いプレイヤーが勝利します。
ゲームの流れ
コンポーネントの名前
まずは、コンポーネントの各名称の確認から。

準備
発展カードをレベル別にシャッフルし、山札として裏向きに置きます。
配置は、レベル1(緑◎)が左下、レベル2(黄◎◎)が左中央、レベル3(青◎◎◎)が左上です。
3列に並べたら、それぞれ4枚ずつめくり、山札の右側に並べます。

貴族タイルを、プレイ人数+1枚ランダムに選び、発展カードの上部に表にして並べます。

各色の宝石トークンを、サプライに重ねて置きます。
※トークン置き場を「サプライ」と呼びます。全員の手が届く場所であればどこでもOK。
各色の枚数は、プレイ人数により変わります。

宝石トークンの配置順は、白・青・緑・赤・黒・黄の順に並べておくのがおススメですね。

発展カードに記載される宝石の順番と同じ並びになります

以上で、準備は完了です。
プレイ人数 | 発展カード | 各宝石トークン | 金貨トークン |
---|---|---|---|
2人 | 3枚 | 4枚ずつ | 5枚 |
3人 | 4枚 | 5枚ずつ | 5枚 |
4人 | 5枚 | 7枚ずつ | 5枚 |
本番の流れ
- STEP1スタートプレイヤーを決定
最も若い人が開始プレイヤーとなり、開始プレイヤーマーカーを受け取ります。
おぐしジャンケンでもOK
(次のSTEPへ)
- STEP2アクションを実行する
プレイヤーは、以下4つのアクションのうち、ひとつを実行します。
・異なる種類の宝石トークンを3枚獲得(金貨以外)
サプライから、異なる種類の宝石トークンを3枚取ります。
・同じ種類の宝石トークンを2枚獲得(金貨以外)
サプライから、同じ種類の宝石トークンを2つ取ります。
ただし、その宝石トークンが4枚以上サプライにあることが条件です。
・発展カードを1枚確保&金貨―トークンを1枚獲得
場に並んでいる4×3枚の発展カードから、1枚確保します。と同時に、金貨トークンを獲得できます。
発展カードを確保できるのは3枚までで、また、購入は出来ますが捨てることはできません。
金貨トークンがサプライに余っていない場合は、発展カード1枚のみ確保します。
空いた場のカードは山札から補充します。山札が0枚の場合は補充しません。
「確保」とは?発展カードをあとで購入するために、予約することです。
他プレイヤーに取られないメリットがあり、自分のタイミングで購入ができます!
おぐし運任せで、3つの山札の一番上から1枚を確保しても構いません
・発展カードを1枚購入
場に並んでいる4×3枚の発展カード、もしくは確保している発展カードから、1枚を購入します。
必要なコストは、カードの左下にある宝石です。
必要な宝石トークンを支払って購入しましょう。
なお、金貨トークンは、どの色の宝石としても使える汎用的なトークンです。
このとき、購入済みの発展カード右上にある宝石分を差し引いて購入できます!
例)赤の宝石がある発展カード4枚を購入済みの場合
Aのカードは「青2枚」のトークンを支払えば購入できます。
Bのカードはタダで購入可能♪
空いた場のカードは山札から補充します。山札が0枚の場合は補充しません。
(次のSTEPへ)
- STEP3トークン&貴族タイル&威信ポイントの確認
・所有トークンの枚数確認
宝石トークン、金貨トークンの枚数が10枚を超えた場合は、10枚になるまでサプライに戻します。
・貴族タイルの確認
購入した発展カードの宝石が、貴族カードの宝石数を満たしていたら獲得できます。
貴族カード1枚につき3点なので、美味しいですね♪
なお、複数の貴族カードを満たしていても、獲得できるのは1ターンにつき1枚です。
おぐし2枚目は、次のターンで獲得できます。
それまで余っていることを願いましょう。・獲得済みの威信ポイント合計を確認
自分含め誰も威信ポイントの合計が15点に達していない場合左隣のプレイヤーに手番が移ります。
(STEP2へ戻る)
自分含め誰かが威信ポイントの合計が15点に達している場合自分がラウンド最後のプレイヤーじゃない場合左隣のプレイヤーに手番が移ります。
(STEP2へ戻る)
自分がラウンド最後のプレイヤーの場合ゲーム終了です。勝利判定へ進みましょう。
(次のSTEPへ)
- STEP4勝利判定
全プレイヤーの威信ポイントを確認し、最もポイントが多いプレイヤーの勝利!
初心者が勝率を上げる攻略法5選
出来るだけ他プレイヤーに勝てるような攻略法を知っておきたい。
勝負なのだから、そう考えるのも自然ですよね。
そこで、初心者でもすぐに使えそうな攻略法をまとめましたので、ぜひあなたも自分のものにしてください。
戦略スタイルの設定(バランス重視 or 高得点狙い)
ひとつは、全色の宝石を収集し臨機応変に対応できる体制を整える、バランスを重視した戦略。
もうひつは、威信ポイントの高い発展カードに狙いを定め、それらの獲得を意識して宝石を集める戦略です。
ゲーム開始時に、この2つのどちらの方法で戦うか、スタイルを決めて臨むといいでしょう。
ただし、状況に応じて戦略を見直す柔軟性も忘れずに。
エンジン構築(レベル1カード重視)
序盤は、安価なレベル1カードを積極的に購入しましょう。特に、低コストで宝石を核的出来るカード優先がおすすめ。
後々の、高得点カード獲得へ繋げやすくなります。
確保(予約)アクションを使って勝利を引き寄せる
確保は、まだ宝石トークンが集まっていないとき、他プレイヤーに取られないようキープしておく手段として有効です。
宝石がある程度たまってきたら、所有の宝石で購入できそうそうな、威信ポイントの高い発展カードを確保しましょう。
終盤に近付いたら、確保していたカードを購入し、一気にポイントを稼いで勝ち切る作戦がおススメ!
貴族タイルは狙うが吉
序盤から貴族タイルを狙い、それを意識して宝石を集めていくと、威信ポイントが早く溜まります。
ただし、同じ貴族タイルを狙っている他プレイヤーがいないかどうか、動向を見極める必要があります。
もし、他プレイヤーに先に取られそうなら、他の貴族タイルにターゲットを変更しましょう。
もしくは、貴族タイルを潔く諦めて、発展カードで威信ポイントの高得点を狙う戦略に切り替えるのもアリです。
先行プレイヤーとターゲットの宝石やカードが被らないように
宝石の煌きは、自分より先手のプレイヤーがどうしても有利です。
同じ宝石や、発展カードを狙っていたら、先に奪われてしまうリスクが高い。
前プレイヤーの取得している宝石トークンから、何を狙っているかを見定め、被らないようにすると、勝率が上がります。
レビュー
おぐしの感想
ルールが比較的簡単で、レアケースの例外ルールが少ないため、初めての人でもすぐプレイできるところが嬉しいですね!
徐々に宝石が増えていき、後半になるほどガシガシ高いレベルの発展カードを手に入れるのは、僕もやっていて楽しかったです。
2人でプレイしてみた感想です。
経験者の僕と、初プレイ者の2人だったのですが、さすがに経験ゼロとでは勝敗がはっきり出ちゃいました。
それでも何度か遊ぶと、いい勝負が出来るようになってきて、勝負の面白さが出てきます!
このゲームには運要素もある程度あるので、終盤には勝ち負けがはっきりする場合も。
もし、負けを確信したときモチベーションが下がるような青手プレイヤーなら、圧勝を狙わず加減するとお互い幸せかも。
みんなの感想
みんなが遊んでいる様子を、ちょっとだけXのポストからのぞいてみましょう!
家族でのプレイや職場での交流、ボードゲームカフェでの熱戦など、さまざまなシーンで盛り上がっているようですね。
まとめ
「宝石の煌き」は、ルールのシンプルさと戦略性のが両立した名作ボードゲームです。
そのため、ボードゲーム初心者から熟練者まで幅広い層に支持されている名作ですね。
あなたがまだ未体験あら、まずは1度遊んで、宝石を集める爽快感を味わってみてください!
ボードゲームの面白さ知るきっかけとしても、長く遊び続ける定番としても、自信を持っておすすめできる一作です。
それでは、ガシガシ集めて楽しいボドゲライフを!