スカイチーム:世界が認めた2人専用の協力ボードゲーム!ルール・魅力・評判まとめ

ゲームレビュー

こんにちは、おぐしです。

本題へ入る前に、協力型ゲームについて少し触れておきましょう。

協力型ゲームとは、プレイヤー全員がチームとなり、ゲームに勝つか(全員勝利)、負けるか(全員敗北)が決まるタイプのものを指します。

協力型のボードゲームが注目されたのは、2008年に発売された「パンデミック」がきっかけとされています。

パンデミックがブレイクスルーとなり、協力型ゲームが一気に普及していきました。

今では、協力型ゲームはボードゲームの一大カテゴリーと位置づけられています。

多くのボードゲームが排出されているそんな中、「2人専用協力ゲームの代表作」と言われるほどに人気を博したのが、スカイチームなんですね。

評判に違わず、遊んでみると本当に面白い!

さて今回は、そんな大人気の「スカイチーム」について、ルールや周りの感想などをまとめました。

スカイチームをおススメしたいユーザー
  • 緊張感のある協力プレイが好きな人
  • カップルや親しい友人とじっくり遊びたい人
  • 航空機や操縦に興味がある人
  • 無言の連携や読み合いにワクワクする人

ボードゲームの概要

データベース

タイトルスカイチーム
発売年2023年
対象年齢12才~
プレイ人数2人
プレイ時間20分
ゲームの種類ダイスロール/協力プレイ
箱のサイズ25.4 x 18.4 x 5.1cm
受賞歴2023年ゴールデンギーク賞 2人ゲーム/協力ゲーム
2024年 ドイツ年間ゲーム大賞
他多数!

パッケージ・内容物

おぐし
おぐし

僕が持っているのは英語版ですが、ちゃんと日本語版があります

英語版からの翻訳なので、名前が日本語版と異なる場合があります。

どんなボードゲーム?

「スカイチーム」は、2人専用の協力型ボードゲームで、機長と副操縦士に分かれて飛行機を安全に着陸させるゲームです。

ダイスを振った後は会話が禁止されるため、相手の行動から意図を読み取る”無言の連携”が試されるのが、一番の特徴でしょう。

ボードには傾度、エンジン、着陸装置、フラップなどの操作項目があり、ダイスの出目を使って飛行機を操作していきます。

傾きのバランスを崩すと即墜落、速度が速すぎると空港を通過してしまうなど、ミスが命取りになる展開が熱い!

機長と副操縦士で配置できるスロットが異なり、役割分担が明確なのも協調性を上げてくれます。

21種類の空港シナリオが用意されていて、風や混雑などのギミックが追加されることで、毎回異なる展開が楽しめるのも嬉しいポイント。

プレイ時間は、約20分程度。濃密な体験がギュッと詰まっていて、カップルや友人とのプレイにおススメですね。

航空機テーマと緻密なメカニクスが融合した『スカイチーム』は、ドイツ年間ゲーム大賞2024を受賞した、世界が認める名作のひとつです!

スカイチームの魅力ポイント
  • ダイス後の会話禁止ルールが緊張感と没入感を演出
  • 21種類のシナリオで何度でも遊びたくなるリプレイ性
  • プレイ時間20分で手軽に濃密な協力体験を得られる
  • ドイツ年間ゲーム大賞2024受賞の高評価タイトル

ルール説明

ゲームの目的

ゲームの目的は、7ラウンドを通して飛行機を安全に着陸させることです。

傾き・速度・着陸装置・フラップなどの条件を満たし、最終ラウンドで滑走路に到達すれば勝利!

逆に、傾きすぎたり他飛行機と衝突したり、速度が合わなければ即敗北となります。

ゲームの流れ

各名称の確認

まずは、ボードやボード内にあるマスの名称、コマの名称を確認しましょう。

・ボード、マスの名称

・コマの名称

準備

飛行機傾度ディスクを、平行な状態で配置します。

青の空力学マーカーを青のマスへ、オレンジの空力学マーカーをオレンジのマスへ、赤のブレーキマーカーを赤のマスへ配置します。

スイッチコマを、着陸装置マス・ブレーキマス・フラップマスのそれぞれのスイッチのマス右側に(緑ランプに被せるように)配置します。

侵入トラックの選択によって、難易度が変わります。

難易度は、緑➡オレンジ➡赤➡黒の順に難しくなるので、あなたのレベルに合ったものを選んでください。

おぐし
おぐし

最初はモントリオール(YUL)から始めるのがおすすめ!

選んだ侵入トラックを、コントロールパネルの左上に差し込みます。

侵入トラックの各マスにある飛行機の数だけ、飛行機コマを置きましょう。

高度トラックを、侵入トラックの色の方を表にし、コントロールパネルの右上に、6000ftのマスが見えるように差し込みます。

また、高度トラックの振り直しのマークがあるマスに、振り直しタイルを配置します。

コントロールパネルの準備が整ったら、機長と副操縦士、どちらをやるか決めてください。

機長は、青のついたてとダイス4つを受け取り、コントロールパネルの左側に座ります。

副操縦士は、オレンジのついたてとダイス4つを受け取り、コントロールパネルの右側に座ります。

おぐし
おぐし

プレイ中は、お互いダイスの出目が見えないようについたてで隠して振ります

これで準備完了!

準備
  • 飛行機傾度ディスクを、平行な状態で配置。
  • 空力学マーカーを青とオレンジのマスへ、ブレーキマーカーを赤のマスへ配置。
  • 着陸装置マス・ブレーキマス・フラップマスへ、スイッチコマを右に寄せて配置。
  • 侵入トラックを、コントロールパネルの左上に差し込み、飛行機コマを置く。
  • 高度トラックを、コントロールパネルの右上に差し込み、振り直しタイルを置く。
  • 機長・副操縦士を決め、ついたてとダイスを受け取る。

勝利条件

先に、勝利条件を把握しておきましょう。

プレイヤー側が勝利する条件は、以下のとおりです。詳細は後述します。

  • 侵入トラックにある飛行機コマをすべて取り除いている。
  • 飛行機の傾度が、完全に水平になっている。
  • 着陸装置とフラップのランプが全てONになっている。
  • エンジンマスのダイスの合計値が、赤のブレーキマーカーより小さい。
  • 高度トラックが0ftに達したとき、侵入トラックが空港にある。

本番の流れ

ゲームは、1ラウンドが3つのフェイズに分かれており、7ラウンドまでプレイします。

1ラウンドのフェイズ
  • 相談フェイズ
  • 配置フェイズ
  • 終了フェイズ

相談フェイズでは、今のラウンドをどう進めるのか作戦を話し合います。

その後ダイスを一斉に振りますが、配置フェイズが終わるまでは会話禁止になります。

配置フェイズには、「傾度」「エンジン」「無線」「ブレーキ(機長のみ)」「着陸装置(機長のみ)」「フラップ(副操縦士のみ)」「集中」の、7アクションがあります。

機長と副操縦士は、それぞれその中から4アクションを実行します。

アクションのうち、「傾度」と「エンジン」は、機長も副操縦士も、1ラウンド内のどこかで必ず実行しなければなりません。

なお、1アクションずつ交代するのですが、ラウンドごとに先攻後攻が変わります。

1,3,5,7ラウンドは機長が先、2,4,6ラウンドは副操縦士が先になります。

4アクションずつ実行したら終了フェイズとなり、高度を1マス下げます。これで1ラウンド終了。

1ラウンドのイメージは、このようになります。

7ラウンドまで行うとゲーム終了で、安全に着陸できたらプレイヤー側の勝利です。

  • STEP1
    相談フェイズ

    ・振り直しタイルをストック

    高度トラックの現在の位置に、振り直しタイルがある場合、コントロールパネルの左上のマスに移動します。

    ・作戦を立てる

    このラウンドで、どう進めていくかを話し合います。

    例えば、「あの飛行機を取り除かないと」や、「侵入トラックは2マス進めよう」など、作戦を立てましょう。

    ダイスに関する議論はNGです。
    「もしダイスで6が出たらここに置く」とか、「一番弱いダイスを使ってこのアクションを行おう」などは禁止とされています。

    ・ダイスを振る

    両プレイヤーは、4つのダイスをついたての中で振ります。

    ダイスの結果は、相手プレイヤーに見られないようにしてください。

    ダイスを振ったら、ラウンド終了までお互い話してはいけません

    (次のSTEPへ)

  • STEP2
    配置フェイズ

    配置フェイズでは、機長と副操縦士、交互にアクションを行います。

    ラウンドごとに、先攻後攻が変わるのですが、高度トラックの現在位置を見ればわかるようになっています。

    自分の手番になったら、ついたての中のダイスから1つを選び、コントロールパネルへ配置します。

    配置したら、交代して相手プレイヤーの手番となります。

    4つのダイスをすべて配置するまで、アクションを実行します。

    機長・副操縦士共通でできること

    ・振り直しタイルを使用

    振り直しタイルが余っていれば、ついたて内のダイスを振り直せます。

    振り直しは、配置フェイズのどのタイミングでも構いません。

    振り直したいダイスは、全部でも一部のダイスを選んでも構いません。

    相手プレイヤーも、一緒に振り直します。不要であれば振り直さなくてもOK。

    ※振り直しはアクションではないので、この後アクションを実施してください。

    振り直しタイルは、ラウンド中はいつでも消費できます。機長も副操縦士も使用OK。

    消費したら、両プレイヤーとも、まだ使用していないダイスを、振り直したい分だけ選んで振ることが出来ます。

    ・1つ以上コーヒーコマを使用

    コーヒー1つにつき、振ったダイスの数値を+1か-1だけ変更できます。

    最大±3まで変更可能です。

    「ダイスの数値を変えたらマスに置ける」場合は、ぜひ使用しましょう。

    おぐし
    おぐし

    7や0など、ダイスにない数字へは変更できません

    機長のアクション

    ・「傾度」アクション(必須)

    傾度マスにダイスを配置します。

    先に副操縦士が傾度マスへ配置していた場合、2つの値を比較してください。

    ダイスの差を確認し、差分だけ数値の大きい方に飛行機傾度ディスクを傾けます。

    ✖の位置まで傾いたら、即敗北です。【スピン】

    ・「エンジン」アクション(必須)

    エンジンマスにダイスを配置します。

    先に副操縦士がエンジンマスへ配置していた場合、2つの値を合計します。

    また、空力学マーカーの位置を確認してください。

    合計がマーカーより左の数字

    侵入トラックは動きません。

    合計がオレンジの間

    侵入トラックを1マス下げます。

    合計がオレンジマーカーより右の数字

    侵入トラックを2マス下げます。

    飛行機コマが残った状態で現在地より下になったら、即敗北です。【衝突】

    侵入トラックの空港が現在地より下になったら、即敗北です。【オーバーシュート】

    ・「無線」アクション

    侵入トラックの、ダイスのマス目の数だけ先にある飛行機を取り除きます。

    侵入トラックが空港に着くまでに、飛行機すべて取り除かなければなりません。

    ・「ブレーキ」アクション
    左から順に、指定した数字のダイスを置くことができます。

    置いたらマスの下にあるスイッチをスライド(点灯)させます。

    そして、ブレーキマーカーを1マス右に移動しましょう。

    ブレーキマスは、着陸時の勝利条件の難易度に影響します。

    ・「着陸装置」アクション

    3つある着陸装置マスを展開します。(展開する順番はどこからでもOK)

    マスごとに、置ける数値が決められているので注意してください。

    例えば2つ目なら3, 4のダイスのみです。

    展開したら、マスの下にあるスイッチをスライド(点灯)させます。

    そして、の空力学マーカーを1マス右に移動しましょう。

    ・「集中」アクション

    集中マスにダイスを置くと、コーヒーコマをひとつ獲得します。

    コーヒーコマは、次のアクションからすぐ使用可能です。

    また、最大3つまでストックでき、未使用のコーヒーは後のラウンドに引き継げます。

    副操縦士のアクション

    ・「傾度」アクション(必須)

    傾度マスにダイスを配置します。

    先に機長が傾度マスへ配置していた場合、2つの値を比較してください。

    ダイスの差を確認し、差分だけ数値の大きい方に飛行機傾度ディスクを傾けます。

    ✖の位置まで傾いたら、即敗北です。

    ・「エンジン」アクション(必須)

    エンジンマスにダイスを配置します。

    先に副操縦士がエンジンマスへ配置していた場合、2つの値を合計します。

    また、空力学マーカーの位置を確認してください。

    合計がマーカーより左

    侵入トラックは動きません。

    合計がとオレンジの間

    侵入トラックを1マス下げます。

    合計がオレンジマーカーより右

    侵入トラックを2マス下げます。

    飛行機コマが残った状態で現在地より下になったら、即敗北です。【衝突】

    侵入トラックの空港が現在地より下になったら、即敗北です。【オーバーシュート】

    ・「無線」アクション

    侵入トラックの、ダイスのマス目の数だけ先にある飛行機を取り除きます。

    おぐし
    おぐし

    副操縦士は1ラウンドで2アクション実行できます

    侵入トラックが空港に着くまでに、飛行機すべて取り除かなければなりません。

    ・「フラップ」アクション

    4つあるフラップマスを、上から順に展開します。

    マスごとに、置ける数値が決められているので注意してください。

    例えば1つ目なら1, 2のダイスのみです。

    展開したら、マスの下にあるスイッチをスライド(点灯)させます。

    そして、オレンジの空力学マーカーを1マス右に移動しましょう。

    ・「集中」アクション

    集中マスにダイスを置くと、コーヒーコマをひとつ獲得します。

    コーヒーコマは、次のアクションからすぐ使用可能です。

    また、最大3つまでストックでき、未使用のコーヒーは後のラウンドに引き継げます。

    両プレイヤー、4アクションずつ実行したら、終了フェイズへ進みましょう。

    (次のSTEPへ)

  • STEP3
    終了フェイズ

    現在の高度を確認してください。

    高度が1000~6000ftの場合

    高度トラックを1マス(1000ft)下げます。

    高度トラックが0ftに下がる前に、先に空港に着いていても構いません。

    その場合は、エンジンを調整して侵入トラックがこれ以上下がらないよう、エンジンマスの采配に注意しましょう。

    自分のダイスを回収し、相談フェイズを行います。

    (STEP1へ戻る)

    高度が0ftの場合

    ゲーム終了です。

    以下すべての条件を満たせば、プレイヤーの勝利です!

    ・侵入トラックにある飛行機コマをすべて取り除いている。

    空港の飛行機含め、すべて飛行機コマをすべて取り除いておく必要があります。

    ・飛行機の傾度が、完全に水平になっている。

    傾度がひとつでも傾いていたら敗北です。

    ・着陸装置とフラップのランプが全てONになっている。

    機長が着陸装置を、副操縦士がフラップをすべて展開しておく必要があります。

    ・エンジンマスのダイスの合計値が、赤のブレーキマーカーより小さい。

    ブレーキマーカーがより右にあるほど、成功率が上がります。

    ・高度トラックが0ftに達したとき、侵入トラックが空港にある。

    高度トラックが0ftに下がるまでに、空港に着いておかなければなりません。

拡張ルール

難易度は、侵入トラックによって変わります。

モントリオールで基本ルールを把握したら、他の侵入トラックにチャレンジしましょう!

侵入トラックのマス内、あるいは侵入トラックの上部に、特殊効果が設定されています。

侵入トラック効果

侵入トラックのマス内にある効果には、「混雑」と「旋回」の2種類があります。

混雑

のあるマスに止まったら、アイコンの数だけ黒い「混雑ダイス」を振り、出た数字の示すマスに飛行機コマを配置します。

  • 混雑ダイスを振るのは、混雑アイコンのあるマスに止まった時のみで、通過する場合は振りません。
  • 混雑アイコンのあるマスに留まったままだと、ラウンド開始のたびにアイコンの数だけ混雑ダイスを振らなければなりません。
  • 飛行機コマが尽きている場合は、それ以上の追加は不要です。
  • 混雑ダイスで、空港より先の数が出た場合、飛行機コマは空港のマスに配置します。
旋回

侵入トラックのマスを通過するときに、許可された傾度の傾きでなければなりません。

旋回アイコンのあるマスに止まった時は、その傾きである必要はありません。通過する時傾度合っていればOKです。

許可された傾きで通過しなかった場合、即敗北です。

燃料

・セットアップ

燃料トラックを、コントロールパネルの左側に配置します。

燃料マーカーを、メーターの一番上に置きます。

・ルール

機長または副操縦士は、ダイスを燃料トラックの上のマスに配置できます。

配置した数の値と同じ数だけ、燃料マーカーを下げます。

ダイスを配置しなかった場合、燃料マーカーを6マス下げます。

着陸までに、燃料が切れないようにしてください。

たとえ最終ラウンドだったとしても、燃料トラックが一番下のマスに達した時点で敗北となります。

インターン

・セットアップ

インターンボードをコントロールパネルの下に配置します。

各マスに、ランダムな表向きのインターンコマを1つずつ配置してください。

・ルール

機長は左から、副操縦士は右からインターンコマの数字と同じダイスを置き、コマを取ります。

取ったインターンコマは、ダイスと同じようにコントロールパネルのマスに配置できます。

  • インターンコマは、コーヒーコマで数値の増減ができません。
  • 集中マスには使用できません。

すべてのインターンコマを、ゲーム終了までに使用してください。

ゲーム終了時にインターンコマが残っている場合、敗北です。

・セットアップ

ウィンドリングを、コントロールパネルの右側に配置します。

青い飛行機パネルをウィンドリングの中央にセットし、機首が中央を示すようにしてください。

・ルール

「傾度」にダイスが両マス置かれたら、飛行機傾度ディスクの傾きの分飛行機パネルを傾けます。

「エンジン」にダイスが両マス置かれたら、ダイスの数値と風の数値を合計し、侵入トラックを下げます。

上図では「傾度」が先ですが、「エンジン」へダイスを先に置いて処理しても問題ありません。

ゲーム終了時の勝利条件も、少し変わります。

・エンジンマスのダイスと風の数値の合計値が、赤のブレーキマーカーより小さい。

リアルタイム

ラウンドの開始時に、ダイスを振った直後から60秒のタイマーをスタートします。

タイマーが終了したら、ダイスを置くことが出来ず、即ラウンド終了するので注意しましょう。

傾斜マスとエンジンマスにダイスが置かれていない場合、即敗北です。

燃料漏れ

・セットアップ

燃料トラックを、コントロールパネルの左側に配置します。

インターンコマを裏にして燃料トラックの上部マスに置き、燃料マーカーをメーターの一番上に置きます。

・ルール

「エンジン」にダイスが両マス置かれたら、「ダイスの数値の差+1」分だけ、燃料マーカーを下げます。

着陸までに、燃料が切れないようにしてください。

たとえ最終ラウンドだったとしても、燃料トラックが一番下のマスに達した時点で敗北となります。

アイスブレーキ

・セットアップ

アイスブレーキボードを、ブレーキマスを覆うように配置します。

(赤の)ブレーキマーカーを、左のマスへ配置します。

・ルール

左から順に、指定した数字のダイスを置くことができます。

上段のマスは機長のみ、下段のマスは機長と副機長が配置できます。

1ラウンド内に、上下のマスへ同じ値のダイスを2個配置する必要があります。

上下のマス2カ所に配置したら、ブレーキマーカーを1マス右に移動しましょう。

ゲーム終了までに、ブレーキマーカーがトラックの右端のマスに達していなければなりません。

ゲーム終了時の、以下の勝利条件に変更はありませんが、実質、ダイスの合計値が5以下であることが条件になります

・エンジンマスのダイスの合計値が、赤のブレーキマーカー(5)より小さい。

ゲーム終了までに、ブレーキマーカーが右端のマスに達していない場合、敗北となります。

特殊能力

があれば1つの特殊能力を、があれば2つの特殊能力を使用できます。

ゲーム開始時に、6つの特殊能力から好みのものを選びましょう。

効果名効果
CONTROL
【制御】
傾度マスに両者が同値のダイスを配置したら、
まだあれば、即座にコーヒーコマを1個得る。
ADAPTATION
【適応】
ゲーム中、各自1回だけ、まだ配置していない
ダイスを天地逆にして数値を変更できる。
ANTICIPATION
【予測】
毎ラウンド、最初のダイスを配置する前、
先手の人は自分のダイスのうち1個を選んで
振り直せる。
SYNCHRONISATION
【同期】
毎ラウンド1回、着陸装置とフラップに
少なくとも1個ずつダイスを配置したとき、
副操縦士は即座に混雑ダイス1個を振り、
コントロールパネルの任意の空いているマスに
色を無視して配置する。
このダイスは、通常のダイスと同様の効果を発揮する。
MASTERY
【連携】
エンジンマスに両者が同値のダイスを配置したとき、
高度トラックに配置されていない
振り直しタイルがあれば、それを即座に1枚得る。
WORKING TOGETHER
【協力】
毎ラウンド1回、いつでも使用可能。どちらか
1人がこのカードに自分のダイス1個を置いたら、
もう11人も、まだあれば、じぶんのダイス1個を
置かなければならない。両者が置いたら
ダイスの「値」を交換し、各自自分の色の
ダイスを手元に戻す。

レビュー

おぐしの感想

僕が、スカイチームを初めてプレイしたのは、博多フレンズフレンズさんへ遊びに行ったときでした。

2人で入店し、色々とボードゲームを手に取って遊んでいたのですが、その中のひとつが「スカイチーム」です。

遊び方について、お店の人に説明をしてもらってプレイしましたが、やってみると「勝てない…、悔しい!でも面白い!」

おぐし
おぐし

そして購入を決定♪

無言という制約により、相手に自分の意図を組んでほしいと願う気持ちと、伝わった時の快感が癖になります。

また、傾度、エンジン、ブレーキ、着陸装置、フラップなどを、プレイヤー同士で協力して制御するアタフタ感が面白い!

拡張ルールもきちっと用意されていて、面白さを継続できるリプレイ性の高さも嬉しいですね。

みんなの感想

みんなが遊んでいる様子を、ちょっとだけXのポストからのぞいてみましょう!

親子や夫婦、仲間同士で楽しむ様子が多数投稿されていました。

操縦士と副操縦士が連携して飛行機を着陸させる緊張感と達成感が魅力で、難易度調整や工夫も盛り上がる一因のようです。

初心者から熟練者まで、幅広く楽しめる傑作との声が多く、人気ぶりが伺えますね。

おわりに

2人専用ボードゲームを選ぶなら、まず候補に挙がるのがスカイチームです。

最初のモントリオール空港を一度クリアしたら、もう既にスカイチームの面白さに気づいてしまうことでしょう。

もっと遊びつくしたいという人のためには、追加セット「乱気流」も販売されていますね。

ぜひあなたにも、スカイチームで協力型ゲームの面白さを知っていただきたいです!

それでは、アタフタと慌ただしいボドゲライフを!

関連リンク

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