こんにちは、おぐしです。
さて今回は、たった16枚のカードで白熱の心理戦が楽しめる大人気ボードゲーム「ラブレター 第2版」。
この記事では、基本情報から、遊び方・拡張カードの内容・実際に遊んだ感想をまとめました。
「短時間で盛り上がれるゲームが欲しい」、そんなあなたにこそ遊んでほしい一作です!
ボードゲーム初心者の方も、ぜひ参考にしてみてください。
ボードゲームの概要
データベース
タイトル | ラブレター 第2版 |
発売年 | 2022年(初版は2012年) |
対象年齢 | 10才~ |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 5分前後 |
ゲームの種類 | 推理・正体隠匿 |
箱のサイズ | 15.1 x 9.9 x 3.7cm |
受賞歴 | ※初版での受賞歴です 2012年 日本ボードゲーム大賞 2013年 ゴールデンギーク賞 ベストカードゲーム部門 |
パッケージ・内容物







どんなボードゲーム?
『ラブレター(Love Letter)』は、わずか16枚のカードだけで遊べる、シンプルかつ奥深い推理型カードゲームです。
心理戦・正体隠匿・読み合いが凝縮されたこのゲームは、初心者から上級者まで幅広い層に人気で、控えめに言っても名作です!
ルールはシンプルながら、決着が早い上に毎回違った展開になるので、何度でも繰り返し遊べちゃいます。
2人でも複数人でも遊べる柔軟さ、これも魅力のひとつですね。
あなたの目的は、協力者(手札のカード)にラブレターを託し、周りを蹴落としてお姫様にラブレターを渡すことです。
カードにはそれぞれ効果があるのですが、協力者の設定に寄せてあって面白い!
王の効果が「あなたは脱落する」とか、なんだか納得の効果だと思いませんか?
ルール説明
ルール説明やカードの効果一覧、拡張カードの使い方などを詳しく解説しています。
「どうやって遊ぶの?」という方も安心して始められますよ!
ゲームの目的
あなたの目的は、「王女にラブレターを届けること」。
カード効果を駆使して相手を脱落させ、最後まで生き残るか、最終的に最も強いカードを保持すれば勝利です。
ゲームの流れ
カードの見方
まずは、カードの見方について、簡単に説明します。

準備
ここでは、基本カードで遊ぶことを前提に、ゲームの流れを説明します。

基本カード16枚を裏向きにしてシャッフルし、中央に山札として置きます。
上から1枚取り、裏向きのまま山札のわきに置いておきます。
基本的に、このカードは使用しません。(拡張カード「姫(次女)」の場合のみ使用します。)
更に山札から3枚取り、表にして山札のそばに置きましょう。

上から1枚取り、裏向きのまま山札のわきに置いておきます。
基本的に、このカードは使用しません。(拡張カード「姫(次女)」の場合のみ使用します。)

更に、山札からカードを1枚ずつプレイヤーに手札として配ります。
カードを受け取ったプレイヤーは、他のプレイヤーに見られないようにしてカードを手に取ります。
以上で、準備は完了です。
本番の流れ
- STEP1スタートプレイヤーを決定
羽ペンタイルを投げて、穂先の向いたプレイヤーがスタートプレイヤーとするといいでしょう。
羽ペンタイル おぐしジャンケンでもOK
(次のSTEPへ)
- STEP2山札からカードを1枚取る
プレイヤーは、山札から1枚カードを取り、手札に加えます。
2枚の手札のカードのうち1枚を選び、表にして自分の前に出します。
出したカードの効果に「使用:」と表記されている場合、このタイミングで効果が発動します!
おぐし効果は必ず処理してください
何の効果もないカードもあります効果を処理したら、そのカードは捨て札となります。
捨て札は、出した順番が他のプレイヤーにわかるようテーブルへ並べて置きましょう。
(次のSTEPへ)
- STEP3判定残っているプレイヤーが2人以上いる場合山札のカードがある場合
左隣の人が次のプレイヤーになります。
(STEP2へ戻る)
山札のカードが0枚の場合生き残っているプレイヤーで、手札のカードの数字が最も大きい人の勝利です。
(次のSTEPへ)
残っているプレイヤーが1人の場合残ったプレイヤーの勝利です。
(次のSTEPへ)
- STEP4トークンの付与
勝利したプレイヤーは、トークンを1個獲得します。
ただし、勝利したプレイヤーのカードが8(姫、王子、伯爵夫人)だった場合はトークンを2個獲得します。
ゲームを繰り返しプレイし、誰かがトークンを3個取得したら、そのプレイヤーの勝者です!
誰もトークンを3個取得していない場合は、次のゲームを新たに始めます。
次のスタートプレイヤーは、今回勝利したプレイヤーです。
(STEP2へ)
【全8種類】基本カードの効果まとめ
基本カードの種類と、それぞれの効果です。
カード名 | 数字 | 効果の概要 |
---|---|---|
兵士![]() | 1 | 使用:他のプレイヤーを1人選び、「兵士」以外のカード名を1つ言う。 それが手札と一致した場合、そのプレイヤーは脱落する。 「兵士」のほか、拡張カードにある「使用人」も指定できません。 |
道化![]() | 2 | 使用:他のプレイヤーを1人選び、その手札を見る。 |
騎士![]() | 3 | 使用:他のプレイヤーを1人選び、ひそかに手札の強さを比べる。 強さが小さかったプレイヤーは脱落する。 強さが同じの場合は、何も起こりません。 |
僧侶![]() | 4 | 使用:あなたの次の手番が来るまで、 あなたへの「使用:」効果は無効になる。 手札に持っているだけでは無効にならないので注意! 無効化中のプレイヤーに、敢えてカードを使用する応用技も使えます。 |
魔術師![]() | 5 | 使用:プレイヤーを1人選ぶ(あなたでもよい)。 そのプレイヤーは手札を捨て札にし、 山札から1枚引いて新たな手札にする。 |
将軍![]() | 6 | 使用:他のプレイヤーを1人選び、手札を交換する。 |
大臣![]() | 7 | あなたの手札の強さの合計が12以上である場合、あなたは脱落する。 |
姫![]() | 8 | このカードを捨て札にした場合、あなたは脱落する。 |
初心者はまず基本カードで慣れてから、拡張を導入するのがおすすめです。
【全14種類】拡張カードの効果まとめ
拡張カードは、16枚から同じ数字のカードを差し替えて利用します。

大臣(7)と女侯爵(7)を交換する、みたいな具合です
同じ番号のない町娘(0)と王(X)は、交換するカードがないのでそのまま追加してください。
拡張カードの種類と、それぞれの効果です。
拡張カードを加えることで、戦略がさらに複雑化して深みが増します!
カード名 | 数字 | 効果の概要 |
---|---|---|
町娘![]() | 0 | ゲーム終了時、このカードの強さは7になる。 |
使用人![]() | 1 | 使用:プレイヤーを2人選ぶ(あなたを含んでもよい)。 それらのプレイヤーは手札を交換する。 |
占い師![]() | 2 | 使用:山札の一番上のカードを見る。 それを手札と交換してもよい。 |
商人![]() | 3 | 使用:他のプレイヤーを1人選ぶ。 その手札の強さが3以下である場合、そのプレイヤーは脱落する。 |
執事![]() | 4 | このカードが捨て札にある場合、あなたの手札の強さに+2する。 手札が大臣や女侯爵の場合も、合計に+2されるので注意。 捨て札に執事が2枚あると、+4加算されます。 |
学者![]() | 5 | 使用:他のプレイヤーを1人選び、ひそかに手札の強さを比べる。 強さが大きかったプレイヤーは脱落する。 強さが同じの場合は、何も起こりません。 |
犬![]() | 6 | このカードは場に出すことができない。 魔術師や将軍、使用人、占い師を引いたら手放すチャンス! 伯爵夫人の場合のみ、好きな方を選んで場に出すことができます。 |
王太后![]() | 7 | 使用:あなたの捨て札の強さの合計が5以上である場合、 あなたは脱落する。 |
女侯爵![]() | 7 | あなたの手札の強さの合計が12以上である場合、 あなたはこのカードを場に出さなければならない。 |
伯爵夫人![]() | 8 | このカードは場に出すことができない。 山札がなくなった手番の終了時に、あなたは脱落する。 魔術師や将軍、使用人、占い師を引いたら手放せます。 山札がなくならなければ、勝利できる可能性あり! 犬の場合のみ、好きな方を選んで場に出すことができます。 |
姫(次女)![]() | 8 | あなたが脱落した場合、山札から1枚引いて手札にし、 ゲームに復帰する。 山札のカードがないときは、 ゲーム開始時によけたカードが手札になります。 |
姫(三女)![]() | 8 | このカードを捨て札にした場合、あなたは脱落し、 即座にゲームを終了する。 脱落していないプレイヤーの中で勝者が決まります。 |
王子![]() | 8 | このカードを捨て札にした場合あなたは脱落する。 基本カード「姫」と効果は変わりません。 お好みで好きな方を。 |
王![]() | X | あなたは脱落する。 5人の場合のみ、追加を推奨! |
レビュー
おぐしの感想
ルールが簡単とはいえ、初めてプレイする場合、ゲームの面白さを理解するために数回はプレイする必要があるでしょう。
何度かやってみると、カードの強みや弱点が見えてきます。見えてきたら、そこからが本番!
引きの強さも大事になってきますが、どちらを出せば勝てるのか、しっかり作戦を練ると勝利をつかみ取れます。
そして、狙ったとおりの勝ち筋になったときは、スッキリ感がたまらない♪
短時間で勝負がつく手軽さと、ほどよい戦略性と運がいい具合にミックスされている、素晴らしいゲームバランスですね。
そして、基本カードでも十分楽しめますが、拡張カードを織り交ぜてプレイすると、また新たな戦略が生まれます!
ボードゲーム初心者に、ボードゲームの醍醐味を味わってもらうためのエントリーとしても、ちょうどいいプレイ感ですよ。
みんなの感想
みんなが遊んでいる様子を、ちょっとだけXのポストからのぞいてみましょう!
Xで検索すると、多数の投稿が見つかることから、ラブレターが大好評なのは間違いないでしょうね。
「短時間で盛り上がれる」「初心者でもすぐ覚えられる」「心理戦が熱い」といった声が、印象的でした。
イベントでの活用例もあり、気軽に遊べて奥深い名作として広く支持されているようですね。
まとめ
『ラブレター』は、初心者でもすぐに楽しめるシンプルさと、心理戦の奥深さを兼ね備えた名作。
基本カードだけでも十分面白く、拡張を加えることでさらに戦略性が広がります。
ぜひあなたも、「ラブレター」でスリリングな駆け引きを体験してみてください。
それでは、スッキリ爽快なボドゲライフを!
関連リンク
- 作者 カナイセイジさん Xアカウント
- Arclight Games 公式ページ
- ボドゲーマ
- Board Game Geek